コラム・豆知識
WhoIs検索とは?ドメインの基本情報を取得
WhoIs
検索とは、ドメイン名の登録者情報や登録日、有効期限などを確認できる仕組みです。
Web制作者にとっては、クライアントのドメイン管理状況を把握する際や、
トラブル発生時にドメインの所有者を調査する手段として活用できます。
WhoIs情報で確認できる主な項目
WhoIsを通じて得られる情報には、Registrar(登録業者)
やRegistrant(登録者)
、DNSサーバー
などがあります。
特にDNS
情報は、img
やcss
が読み込まれない問題の原因を特定する上で、非常に役立ちます。
ドメインの有効期限と自動更新の重要性
WhoIsで確認できる有効期限
を把握しておくことで、ドメインの失効によるWebサイトのダウンを未然に防げます。
画像ファイルのalt
が読み込まれない原因がドメイン失効であるケースも稀にあります。
情報公開と非公開のバランス
個人や中小企業がドメインを取得する際、WhoIs
情報の公開範囲に注意が必要です。
プライバシー保護の観点から、登録者情報を非公開にできるサービスを活用することで、不要なトラブルを避けられます。
一方、企業サイトでは信頼性を担保する意味で一部情報を開示する選択肢もあります。
競合調査やトラブル時の初動に有効
不審なアクセス元のimg
読み込みや、類似ドメインの存在を調査する際、WhoIsは非常に便利なツールです。
意図せず競合と同じDNS業者を使っていたり、登録者名が同一だった場合は、
ブランド保護やセキュリティ対策の再検討が必要です。
ツールの仕組み解説
$_POST
で送信されたドメイン名が正しいかどうかをチェックしています。空の入力や無効な形式のドメインは処理を止めてエラーを返すことで、不正なリクエストを防ぎます。
次に、ドメインの種類(トップレベルドメイン:TLD)に応じて問い合わせるWHOISサーバーを選択しています。例えば、.com
や.jp
などで問い合わせ先が違うため、それに対応するサーバーを配列で管理しています。
特に「co.jp」などのセカンドレベルドメインも正しく判別し、適切なサーバーに接続します。
WHOIS情報の取得は、fsockopen
でWHOISサーバーのポート43に接続し、ドメイン名を送信して応答を受け取る方法を使っています。これはWHOISの標準的な通信方式で、HTTP APIのような形ではなく、テキストベースの通信です。
サーバーからの応答が得られたら、その内容を整形して画面に表示します。もし情報がなければ「情報が見つかりませんでした」とわかりやすく伝えます。
検索日時も表示することで、いつのデータかユーザーが確認できるようにしています。
フロントエンド側ではフォーム送信をJavaScriptで制御し、fetch
を使って非同期にデータを取得します。
検索中は「検索中…」の表示を出し、結果が返ってきたら画面に反映。エラー時はエラーメッセージを表示してユーザーの混乱を防いでいます。
このように、このコードは正しいドメインチェック・適切なWHOISサーバー選択・非同期通信による快適なユーザー体験を実現しています。
ドメインの調査や購入前の確認に役立つツールです。